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小林よしのり
2024.2.15 09:01日々の出来事

昨夜の「闘論席」を巡る話し合いで分かったこと。

昨日は「闘論席」に松本人志の週刊文春報道と
キャンセルカルチャーについてわしが書いた原稿に、
編集部から異議を申し立てられ、昼間のスタッフ
との協議結果をもとに、書き直した。

それでも納得してもらえず、夜にわしが直接電話して、
まず週刊文春の記事中から、「レイプ」に該当する
記事を送ってくれと頼んだ。
週刊文春は「レイプ」も「性犯罪」も使っていない
からだ。
そもそも性被害を訴えている女性は、松本を「告訴」
もしていない。

担当氏はわしと話し合い、あらためて週刊文春の記事を
全部読んで、電話をくれた。
そして昨年の一回だけ、レイプではないが、「性的な被害」
の記述を見つけたと報告をくれた。
なるほど、その箇所は、証言が本当で、記事が正確なら、
「性的な被害」だと言える。
だが、証言を信じていいのかどうかは、女性が告訴
して、裁判をしてくれなければ分からない。

担当氏とは1時間くらい話したが、なかなか優秀で、
言い争いにはならず、冷静な議論が続けられる。
結果、修正案を出してきたが、その文章を読んで、
やはりこの編集者、相当に有能であると確信した。

最終的には今日、編集長からの結論を待つしかないが、
優秀な女性担当者だったことが分かって、わしにとっては
収穫だった。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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